こんにちは、子猫のおデコです。
DTMをしている方で、曲ができたけど市販のCDと比べて音が小さいと思う事がありませんか?
MIX時の作業でコンプレッサーやリミッター、マキシマイザー、EQをいっじって、音圧を上げたのに何か違う・・・
という事で今回は、DTMをしている方必見の簡単に音圧を上げる方法をご紹介したいと思います。
タイトルにも書いている様にマスタリングでの音圧アップ方法になります。
MIX時の事の音圧の上げ方は今回は横に置いておきますのでよろしくお願いします。
MS処理で音圧を上げる
MS処理とは?
MS処理とは、ステレオ音源(L‗R)をM(ミドル)とS(サイド)に音を分けて処理をする事です。
LとRのステレオよりもミドルとサイドの方が音圧が上がる意味が分からないですよね。
私も理由がわかるまではサッパリでした。
なぜステレオ(L_R)では音圧が上がらないの?
曲を作る際、メインとなるボーカルや芯をつくるベースやドラムのキックなど定位は基本的にセンターに集めますよね。
LやRのサイドにはギターやピアノ、シンバル類などがあると思います。
サイドの音量を上げようとして、リミッターやコンプなどで調整しようとしてもセンターの音が大きいのでセンターに影響がでてしまい、思うような設定にしづらいでしょう。
このことからステレオではコントロール出来にくい設定をMS処理(センターとサイドに音を分けて)をしてより迫力のあるサウンドにできます。
下図はイメージです。
MS処理の方法
①2MIXした音源をDAW(シーケンスソフト)へ読み込む
②2MIXされた音源からLRで分けたトラックを書き出す
③モノラル音源のトラックも書き出す
現在、LとRとモノラル音源の3ファイルを新たにつくりました。
④Rトラックの波形を反転させる
⑤Lトラックと反転させたRトラックの波形をモノラルでバウンスして一つにします。
これでLとRがミックスされた音がふえました。
⑥LとRがミックスされたトラックを複製します。
⑦複製されたトラックに先ほど同様波形を反転させます。
⑧LとRがミックスされたトラックと複製されたトラックを
PANでLとR振ってください。
⑨これに中央のモノラルを入れたら完成です。
センターのバランスを調整したりサイドにコンプをいれたり様々調整できる様になります。
この工程を踏むことで粒立ちも際立ちます。
文字だけでは伝わりづらい部分もあると思いますので、私が使っているシーケンスソフトのSONAR platinumの画像入り手順を別記事で紹介いたしますね。
MS処理に対応しているプラグイン
なんだか、めんどくさそうとか大変そうと思う方はMS処理に対応しているプラグインをご紹介しますね。
こちらを入れるだけで同等またはそれ以上の能力を発揮しますよ。
iZotope ( アイゾトープ ) / Ozone7
WAVES ( ウェーブス ) / H-Series
まとめ
マスタリング工程において確実にやらなければならない工程の一つだと思っています。
センターとサイドを別々で調整する際に気をつけたいポイントとしてはセンターとサイドは同じプラグインソフトを使うという事ですね。
プラグインによって音の出るタイミングが違う場合があるので、逆にモアッとしたサウンドになる場合があるので自分の耳で聞きながら注意してください。
ではでは、良い音楽ライフを!!
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