こんにちは、子猫のおデコです。
皆さんは歌撮りの際に、マイクにポップガードを付けてレコーディングしていますか?
ポップガードの効果や必要性についていまいちわからない事が多いですよね。
ポップガードをする事によっていろんなメリットがありますので、ぜひ参考にしてください。
ポップガードとは?
ポップガードとは、ボーカル録音の際に、口とマイクの間に挟んで使うものです。
マイクの前にある丸い網状の物で、有名アーティストのミュージックビデオにもよく映っているやつです。
見たことはあるけど何の意味があるかを今回ご紹介しますね。
ポップガードの役割
1.ポップノイズを拾わない様にする為
名前の通りですが、一番の目的がポップノイズをマイクに拾わない様にする為です。
ポップノイズとは、ある言葉を発した際にでる破裂音による突風をマイクが拾ってしまうノイズの事です。
意味はちょっと違いますが、閉鎖音とも呼ばれるものです。
国際音声記号の中では、「p」「b」「t」「d」「c」「j」「k」「q」などがあります。
意外と多いですよね。
例えば、歌を歌っていると色んな言葉を発する中で、「POPCORN」という歌詞があるとします。
「POPCO」の所で唇をくっつけないで発音できますか?
頑張ったらできるぞ!!ってかたもいるかもしれませんが、歌の中では確実にくっつけてうたいますよね。
口を閉じてから開ける破裂音をガードしてくれるのがポップガードの主な役割なります。
また、吹かれともいわれる声や息遣いではなく空気の流れみたいな音も防止してくれます。
2.コンデンサーマイクに”唾液(つば)”がかかるのを防ぐ
レコーディングをする際に、マイクはダイナミックマイクとコンデンサーマイクのどちらかを使いますが、コンデンサーマイクはダイナミックマイクよりも繊細に作られて湿度や温度にとても敏感です。
多少いいコンデンサーマイクを購入するとハードケースに除湿剤などもついておりしっかり管理することをすすめられます。
多少唾液がかかっても壊れないとは思いますが、人の息には多くの湿気が含まれていますのでできるだけ気を使いたいです。
3.歌う際の口の位置とマイクの距離を安定させる
歌っているとどんどんマイクに近づく事ってありませんか?
私がそうなんですけど・・・
上記の通りコンデンサーマイクは湿気に弱く繊細なので、口と多少距離をあける必要があります。
マイクの種類や声によって最適な距離は変わりますのでベストな距離はなんとも言えませんが、私の場合はマイク:ポップガード:口をこぶし2個分:こぶし1個分を目安にしています。
基準を作ることによって息遣いを入れたいとき、逆に声を張る時に口を多少前後にずらして歌うことができます。
ポップガード(ネット面)の種類と特徴
ポップガードには大きく布製と金属製の2種類あります。それぞれ、どんな特徴があるのかをご紹介します。
布製の特徴
高音成分を丸くしてくれるといわれています。空気を抑える感じになるので使っているマイクが硬かったり、撮り音をなめらかにしたい方におすすめです。
ポップガードが無い時と比べて多少の減衰を感じる可能性がある。
洗えない(洗えるけど面倒)
金属(メタル)製の特徴
布製に比べてポップノイズの除去が弱い印象。
メタル製は空気の流れを変えて逃がすという特徴なので、しっかりと除去できる角度や距離を考えないと本領を発揮できません。
音の減衰感がない。クリアな音で敏感な方はリップノイズが気になる事があるかも。
金属なので、お手入れが簡単。
ちなみに金属製は裏表があるので気づかず使わないと全く意味ない事になりますので注意してくださいね。
まとめ:ポップガードはマストで必要
歌がうまい人にはポップノイズが少ない人もいますが、後々のMIX作業を考えた際に苦労するので、マストでポップガードは必要です。
レコーディングで入った吹かれやポップノイズを除去するのはかなり苦労するので、最終的にこれが味だ!!という言い訳にならない様に、録音の際に気を付けておきましょう。
ちなみに、ナレーターの方がいましたらナレーションにも使った方がいいですよ。
コンデンサーマイクで声を録音する際には、基本的には付けておくことをお勧めします。
より良い音楽ができるように、頑張ってください!
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